I - 5.廃棄物処理システム

従量制指定袋導入下におけるペットボトルリサイクル行動の実態

発表者  福岡大学大学院  吉岡 宏樹

 従量制指定袋を用いてペットボトルを回収している福岡市を対象に、費用負担の有無が住民のリサイクル行動に与える影響を検討する事を目的に、アンケート調査及び搬出実態調査を行った。その結果、ペットボトル発生量が多い住民ほど、指定袋の料金設定に対し負担感を抱きやすく、無料回収となる店頭回収を併用する傾向が高くなることが確認された。指定袋を有料化する回収システムは、拠点回収の形態をとる店頭回収への参加を促し、「拡大生産者責任」の実現に寄与する可能性が示唆された。


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