II - 2.資源化処理
廃グリセリンのメタン発酵処理における課題とその対策
発表者 日本工業大学大学院 関根 克勇
廃食油から製造するディーゼル代替燃料(BDF)の副産物グリセリン(以下廃グリセリン)の有効利用法として、本研究では、高pHの廃グリセリンと低pHの食品残渣(コーヒー滓、みかん外皮)を用いたメタン発酵処理によるバイオガス化を行っている。また、投入負荷の増加による種汚泥内の有機酸蓄積により発生する発酵障害の改善方法についてもいくつか検討を行った。そのうちの一つに、低pH状態でも発酵するメタノールをごく少量投入することで修復が可能な結果を得た。