II - 3.熱回収・灰溶融・焼成

高温ガス化直接溶融炉におけるバイオコークス使用によるCO2排出量削減

発表者  JFEエンジニアリング株式会社  奥山 契一

 当社の高温ガス化直接溶融炉は、廃棄物をガス化するとともに、コークスを使用し灰分を溶融させるため、多様な廃棄物に対応できる。この実機において、バイオマス由来の固体燃料(バイオコークス)を使用することによりコークス使用量を削減する試験を実施した。この結果、バイオコークスは揮発分を保持したまま炉下部に到達し、廃棄物灰分の溶融に有効に利用できることが示された。コークスは等価熱量のバイオコークスで代替可能であった。更にコークスの削減率は50%以上に到達し、大幅なCO2排出量削減が可能であることを実証した。


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