II - 3.熱回収・灰溶融・焼成

ボイラ水管肉盛溶接による長寿命化

発表者  日立造船株式会社  基 吉夫

 現在高温・高圧化の傾向にあり、過酷な腐食環境にあるごみ焼却用ボイラに対して、長寿命化を図るための肉盛溶接施工法を開発した。本開発の対象部位としては、燃焼室伝熱管および接触伝熱管群に対して低希釈の溶接方法を採用し、直接オーステナイト系ステンレス鋼を溶接可能な肉盛溶接装置を開発した。さらに、必要な範囲だけを施工することで、工期の短縮、コストダウンを図ることが可能となった。結果、従来施工と遜色ない耐食性を有するボイラ水管肉盛が可能となった。


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