II - 4.焼却と二次公害対策

無触媒脱硝高度化への取り組み

発表者  JFEエンジニアリング株式会社  木ノ下 誠二

 窒素酸化物は燃焼に伴って必然的に発生する大気汚染物質であり、多くの廃棄物焼却施設では排出濃度の自主規制値を設けている。脱硝の手段としてろ過式集じん器の下流にて排ガスの再加熱を要する触媒脱硝塔方式が一般的である。近年、CO2排出抑制のニーズから高効率廃棄物発電化が求められている。そこで無触媒脱硝技術のみで自主規制値を満足する、触媒脱硝塔が不要な、高効率廃棄物発電プロセスの開発の取り組んでいる。本報では脱硝反応の数値計算、国崎クリーンセンターにおける無触媒脱硝試験について報告する。


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