II - 4.焼却と二次公害対策
無触媒脱硝の高性能化
発表者 日立造船株式会社 古林 通孝
アンモニア供給ノズルを排ガス流れ方向に複数段設けた無触媒脱硝装置を焼却炉に装備して、脱硝性能に対する排ガス温度や当量比の影響を明確化するとともに、炉内温度の変化に応じてアンモニア供給位置を自動的に切り替える連続運転をおこない、そのときの脱硝性能を確認した。アンモニア供給位置温度が850〜950℃の範囲では、温度が低くなるほど脱硝率は高くなるが、850℃以下では性能向上はほとんどみられなかった。また、連続運転によって、脱硝率65%程度を達成した。