II - 4.焼却と二次公害対策

苛性ソーダ吹込み法の適用による有害ガス除去プロセスの開発

発表者  JFEエンジニアリング株式会社  長尾 厚志

 近年、一般廃棄物焼却処理施設において、酸性ガス(HCl、Sox)排出濃度が、厳しい規制値(10ppm[O212%、dry]未満)に設定されている例もあり、排ガス処理のさらなる高度化が求められている。当社では排ガス中のHCl、SOxを10ppm以下まで低減させ、さらに従来法と比較して薬剤コストも削減できる苛性ソーダ吹込み法適用プロセスの開発を行ってきた。本稿では、一般廃棄物焼却処理施設にて苛性ソーダ吹込み法の実機試験を行い、良好な結果が得られたので、その結果について報告する。


戻る