II - 5.埋立処分
複合表層構造を用いた埋立地内への降雨浸透抑制手法について
発表者 旭化成ジオテック株式会社 石井 大悟
処分場の最終覆土工には景観の向上・跡地利用・浸出水の削減等の目的があるが、一方では埋立物の安定化促進には適度の空気と水が必要である。しかしその水は自然降雨に頼っているため,過剰降雨時には埋立地内で内部貯留が生じたり、水処理設備への負ラが高まるなどの問題が生じている。本研究では覆土部に微細多孔質膜シートと排水材から成る複合表層構造を設けることで適度な水分浸透調整が可能になると考え、室内での降雨浸透実験および現場実証実験を行った。その結果,有用な成果が得られたのでここに報告する。