II - 5.埋立処分

最終処分場における塩類抑制制御システム研究

発表者  福岡大学大学院  矢羽田 聡彦

 循環型社会形成を阻害する副生塩の発生要因である塩類の浸出水中への溶出を、埋立方法により平準化・低減等する技術の検討を行う。小型のライシメータに埋立層高を3条件設定し、次の結論を得られた。積増埋立工法の導入により、CL−はRUN1に対してRUN2で15.6%、RUN3で39.6%、CODにおいてはRUN2で22.0%、RUN3で30.2%の初期濃度低減化が可能であった。積み増しを行って以降、Cl−は最大濃度を53%低減化でき、CODは最大濃度を64%低減化できることが確認された。


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