IV 産業廃棄物

石綿含有成形板の目視判定法(その1)〜断面中の石綿繊維束数と石綿含有量との関係について〜

発表者  埼玉県環境科学国際センター  渡辺 洋一

 埼玉県では、再生砕石中に石綿含有建材片が混入していたため大きな社会問題となった。埼玉県では混入防止対策の一つとして、行政職員及び現場作業員向けに、石綿含有建材の見分け方についての講習会を行ってきた。単繊維の石綿繊維は非常に細いため肉眼や実体顕微鏡等での観察はできないが、繊維束として存在しているものもあるため、数%以上の石綿を含む建材は実体顕微鏡等を用いて判断できる。しかし、低濃度の判別は非常に難しい。そこで、石綿含有建材断面に観察できる繊維束数と石綿含有建材の石綿含有量との関係について検討した。


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