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II – 5.埋立処分

78.旭川市中園廃棄物最終処分場の廃止に向けたガス排出挙動の経年的評価

発表者  (独)国立環境研究所  石垣智基

 旭川市中園廃棄物最終処分場において、閉鎖からおよそ10年間のガス発生量モニタリングを行った経過を報告する。埋立地表面からのメタン・二酸化炭素の排出量は閉鎖された2004年から徐々に減少する傾向にあったが、安定化促進工事(内部貯留水の排水促進とガス交換の徹底)が完了した2009年を境に再び増加した。二酸化炭素・メタン比が高くなっていることから、これは、安定化促進工の影響により埋立層の環境が変わり、それまで保存状態となっていた有機物の生物分解が進行したことによる一時的な現象であると考えられた。

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(最終更新日:2014/01/06)