II – 2.資源化処理

38.バイオディーゼル燃料(BDF)製造副生物から精製したグリセリン水溶液の脱窒剤利用

発表者  福岡大学  武下 俊宏

 アルカリ触媒法により製造されるBDFの副生物はそのままでは資源化困難なため、これを簡易処理してグリセリン水溶液と油分に分離し、それぞれの有効利用を試みた。グリセリン水溶液の脱窒剤利用を検討したところ、し尿処理汚泥を用いた実験により50%メタノール水溶液と同等の脱窒性能を有していることが確認された。一方、油分は水溶性塩類や水分の大部分が除去されており、植物油の新油と同等の発熱量を有していることが確認された。

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(最終更新日:2014/11/26)