II – 3.熱回収・灰溶融・焼成
55.ピン拘束型火格子を用いた長期連続運転向上の事例紹介
発表者 荏原環境プラント(株) 塚本 輝彰
都市ごみ焼却施設の役割が、衛生処理に加え、発電などのエネルギー利用へとさらに重要性を増してきた。現在では、災害時の拠点としての役割も期待され始めている。そのような背景の中、焼却炉を構成する火格子もさらなる機械的安定性が必要と考えられてきた。弊社では、従来型の火格子やストーカ構造を改良し、より機械的安定性及びメンテナンス性の高いピン拘束型火格子を開発し、良好な結果を得ることが出来た。本稿では、その導入事例と長期安定運転の結果を紹介する。