II – 4.焼却と二次公害対策

79.災害に強い清掃工場向け外壁膜煙突の開発

発表者  日立造船(株)  増田 智成

 防災への取り組みとして耐震性を向上させた次世代煙突を開発した。特徴はNOx(窒素酸化物)浄化機能を持つフッ素樹脂酸化チタン光触媒膜を煙突外壁に用いることで軽量化と高いデザイン性を可能とした。本稿では軽量化による耐震性向上と外部足場なしに施工する新技術について報告する。また軽量ゆえに懸念される耐風安全性を風洞実験にて検証した。平成25年5月末に(一社)日本膜構造協会の技術審査を受け構造安全性について支障ない旨の結果を得て清掃工場、火力発電所や各種煙突工作物を対象に技術展開している。

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(最終更新日:2014/11/26)