II – 5.埋立処分

87.浸出水中の残存キレート分解に関する研究(その2)

発表者  福岡大学大学院  内田 正信

 飛灰の安定化処理に用いられている有機キレート剤は硝化阻害物質であり、浸出水中の残存キレートは浸出水処理において硝化阻害を生ずる。また残存キレートに由来するCODや窒素も浸出水処理に負荷を与える。近年、最終処分場に埋立て処分される焼却残渣の比率は増加し、さらに焼却や排ガス処理の高度化により飛灰比率が増加し、これに伴い残存キレート量も増加している。本研究は浸出水中の残存キレートを分解し、適正な浸出水処理の稼働ができることを目的に実施した。

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(最終更新日:2014/11/26)