II – 5.埋立処分

88.焼却排ガス処理薬剤や飛灰処理キレートが埋立管理に与える影響に関する研究(その2)

発表者  福岡大学大学院  宋 雨霖

 日本の最終処分場では86%を焼却残渣が占めるようになった。この結果、最終処分場では様々な課題が生じてきた。例えば1浸出水の高濃度無機塩類化による脱塩処理の増加と、副生塩の適正処分問題。2排ガス処理に用いられる石灰に起因するカルシウム汚泥の大量発生。3飛灰安定化処理に使用される有機キレート剤に起因する硝化阻害物質等による浸出水処理の困難性。このため、浸出水管理が困難となり埋立地の安定化が遅れることとなっている。本研究はこれらの課題を解決するため埋立地を模擬したライシメータを用いて基礎的実験を行った。

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(最終更新日:2014/11/26)