II – 5.埋立処分

92.廃棄物分解のガス化期間におけるガス化挙動の再現性に関する検討

発表者  福岡大学大学院  原田 陵平

 筆者らは、アジア地域の廃棄物組成及び気象条件を模擬したH-06号埋立槽型実験を実施し、過去の新6号実験槽との再現性の確認を行っている。その結果、H-06号嫌気性槽におけるメタンの発生時期が過去の実験に比べて遅れている事がわかった。本検討では実験槽に充填してある廃棄物中のパルプが遅延理由の一つと考え、実験槽からの浸出水を用いたBMP(生物化学的メタン生成能)試験による検討を行った。また、大型実験槽内部の中性化領域の割合とメタン発生量との関係も調査し、ガス発生に与えるpHの影響を検討した。

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(最終更新日:2014/11/26)