II – 5.埋立処分
99.砂質最終覆土の水分量変化挙動
発表者 福井県衛生環境研究センター 田中 宏和
最終処分場の最終覆土は浸出水処理量削減の観点から透水性が低い土質が望ましいとされるが、廃棄物層の安定化の観点からは透水性が高い方が塩類洗い出し効果が期待される。今回、実際の処分場において部分的なキャッピングをした場合の砂質覆土の土壌水分量をモニタリングした結果を報告する。10m四方のキャッピングでは下部の土壌水分量は周辺との差が確認されず、この理由は豊富な浸透水量に伴う保有水水位の上昇と透水性が高い最終覆土内部の水分分配によると考えられた。