Ⅵ 災害廃棄物
123.災害廃棄物の発生量削減方策に関する一考察
発表者 (独)国立環境研究所 高田 光康
災害廃棄物の発生量は、災害の種類、規模と発生場所等の条件により不可避的に決まると考えられがちである。しかし、地震災害に対する建物の耐震化、浸水被害に対する都市の排水能力の強化など、災害発生に備えた防災、減災の取組により被害を軽減させることは災害廃棄物発生量の抑制につながる。加えて、人口減少化社会の中で問題となりつつある空き家の除却を積極的に進めることにより、災害の種類を問わず災害廃棄物発生量を削減することの可能性について考察する。