II – 5.埋立処分
76. 霧状酸化剤注入工法による埋立ガス対策
発表者 福岡大学 川鍋良治
既設最終処分場や不法投棄サイトでは、浸出水中のCODやBODの長期溶出やメタンガス、硫化水素等の発生による悪臭問題や火災の危険性、あるいは処分場の廃止遅延等の課題を有している。本研究は、過酸化水素水等の酸化剤を霧状にして最終処分場内部や不法投棄サイトに直接注入し、広範囲に拡散させる霧状酸化剤注入工法を用いて早期安定化を行うことを目的とする。今回は硫化水素とメタンガスが発生している処分場内部の4地点に霧状酸化剤の注入を行った結果、ガスの低減化を行うことが出来たので報告する。