I – 2.運営・管理
26.溶融飛灰から合成したゼオライトによる高温腐食抑制効果の検証
発表者 日鉄エンジニアリング(株) 松永 修平
廃棄物発電ボイラの高温腐食対策として、ボイラ内に腐食抑制材を供給し、腐食原因物質を吸着、あるいは腐食性の低い反応生成物に変えて腐食を抑制する技術がある。腐食抑制材として天然ゼオライトの効果が高いことが確認されているが、溶融飛灰からゼオライトを合成し、同様の腐食抑制効果が得られれば、過熱器管の延命と同時に、環境負荷低減に繋がる可能性がある。ゼオライトを用いた実験室での高温腐食試験の結果、溶融飛灰から合成したゼオライトが天然ゼオライトと同等以上の腐食抑制効果を有することを確認した。
(最終更新日:2019/11/09)