II – 2.資源化処理(コンポスト・メタン化含む)

53.膜分離法を用いたバイオガス精製システムの性能評価および実用化

発表者  東京ガスエンジニアリングソリューションズ(株)  新倉 馨

膜分離バイオガス精製システムに着目し横浜市との共同研究を実施した。単一分離膜に11年相当の実バイオガスを通気し精製ガスの流量とCH4濃度の変化率を得た。取得結果を元に、分離膜を直列二段に組み合わせたフローでの性能を推定した。精製ガスCH4濃度98%以上、回収率90%以上の性能を維持する期間は4年となった。本研究結果を以てバイオガス精製設備の実用化を進めており、最初の事例となる設備が現在建設中の鹿児島市新南部清掃工場に設置予定である。本設備では主に生ごみ・紙ごみ・し尿脱水汚泥から発生するバイオガスを精製する。

戻る


(最終更新日:2019/11/09)