II – 3.焼却とエネルギー回収

64.東京23区実績運転データの分析に基づく発熱量・発電出力等の考察

発表者  東京電機大学  長谷川 匠

清掃工場ではごみの発熱量の設定が、工場の建設やごみ発電実施の上で最重要事項である。しかし発熱量には相当のばらつきがあるため、正確なごみ発熱量の把握が必要である。本研究では、東京23区清掃一部事務組合の実績データ等により各工場のごみ発熱量を求めて、発熱量変動などの各種分析を行った。その結果、最高発熱量に余裕のある工場が散見された。これより発電機定格出力を低減することで、蒸気タービンの熱量負荷率が増加し平均発電出力が高くなる。計算の結果、相当の発電電力量の増加が見込めるので売電収入が増加する。

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(最終更新日:2019/11/09)