II – 5.埋立処分

90.焼却飛灰への珪藻土添加により形成した二次鉱物からの鉛の溶出特性

発表者  (国研)国立環境研究所  上島 雅人

一般廃棄物焼却飛灰の埋立処分前の重金属溶出抑制処理はキレート処理が主流となっている。既往の研究では、キレート錯体の劣化により重金属が再溶出する事例があり、その長期安定性が懸念されている。本研究では、飛灰への珪藻土の添加により二次鉱物を形成させ、その結果、鉛の溶出量を埋立判定基準値以下に低下できることが明らかになった。本発表では、形成した二次鉱物からの種々の溶媒による鉛の溶出特性を示し、安定性について議論する。

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(最終更新日:2019/11/09)