II – 5.埋立処分

97.中間処理された水銀廃棄物の埋立処分環境に対する安定性評価

発表者  福岡大学  佐野 彰

水俣条約の発効(2017年)を受け、水銀排出の管理に取り組む上で、余剰水銀の安定化処理・処分の徹底が求められる。本研究では、埋立処分環境を想定して陽・陰イオン、酸化剤、pHを変化させた条件下で溶出試験を行い、水銀廃棄物ガイドラインに準じて中間処理された硫化物、改質硫黄・コンクリート固型化物の安定性を評価した。その結果、ガイドライン(換算)値の0.05 mg/gを超過する条件などが明らかになった。総括して、コンクリート固型化処理の有用性が把握され、ガイドラインに明記された追加的措置の重要性が示唆された。

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(最終更新日:2019/11/09)