II-4.焼却と環境保全対策
90. 無機系重金属固定混合消石灰運用における薬剤追加添加処理の検討について
相模原市
本市の北清掃工場は、平成3年に竣工した焼却炉である。昨年度は、排ガス処理用薬剤として無機系重金属固定剤混合消石灰による有害物質処理の有用性について報告してきた。一方、ごみ質由来による酸性ガス濃度や飛灰の重金属含有量の大幅な変動が発生した際に、重金属溶出防止効果が発現するまでの養生時間を一時的に延長する必要があるという新たな課題を確認した。本課題に対し、無機系重金属固定剤を飛灰処理時に添加処理することで重金属処理の安定性向上を確認した。本稿では、これらの事例や費用対効果について報告する。
(最終更新日:2025/11/13)

