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II – 3.熱回収・灰溶融・焼成

44. 欧州における流動床焼却炉の運用状況

発表者  荏原環境プラント(株)  三好敬久

 欧州には当社のライセンス技術により12施設、24基の流動床焼却炉が建設されている。最大規模は1炉当たり650t/d(=入熱ベース90MW)に達し、適用廃棄物の範囲もRDFから汚泥まで、発熱量で5.4MJ/kgから15MJ/kg(汚泥混焼率で0から約80wt%まで)と幅広い領域を同一炉で処理できる炉として活用されている。本報では2006年にウィーン市に納入された施設を中心に、欧州での運用事例を紹介する。我が国においても、将来の計画ごみ量やごみ質変動に柔軟に対応可能な焼却炉としての流動床焼却炉は改めて見直されるべきである。

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(最終更新日:2012/12/12)