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II – 4.焼却と二次公害対策

54. 高性能乾式排ガス処理

発表者  新日鉄住金エンジニアリング(株)  龍田英三

 排ガス中の塩化水素の排出基準は法令で定められているが、大都市圏などでは国の規制値よりさらに低い10ppm以下に指定する地方自治体も少なくない。このような低濃度の規制値に対応するためには、従来は湿式法の適用が必須であったが、複雑な排水処理設備が必要であったり、脱硝するために最適な温度まで排ガスを再加熱する必要があり、発電効率が悪化するといった課題があった。そこで、当社ガス化溶融炉の特性を活かし、ろ過式集じん器で消石灰と反応させ除去する乾式法のみで、低濃度規制値に対応する技術を確立したので報告する。

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(最終更新日:2012/12/12)