IV 産業廃棄物
94. 敷設された再生砕石中に含まれるアスベスト含有率の評価と試料採取法について
発表者 日本工業大学 中島知樹
アスベスト(石綿含有建材)は発がん性が懸念され製造及び使用が禁止とされた。また、建築資材として利用されている石綿は汚染防止の観点から、安全・安心な解体及び改修工事が望まれている。一方、解体工事に伴い排出される解体系廃棄物の一部は再生砕石として再利用されているが、石綿含有建材が混入する事例が確認され社会問題となっている。敷設された再生砕石に対し、JISK0060「産業廃棄物のサンプリング方法」を用いて試料採取した場合の石綿含有建材が混入する誤差範囲を推定し、正確な試料採取方法を検討した。