V 放射性物質に汚染された廃棄物
101. 圧縮成形コンクリート固型化による放射性セシウム溶出抑制効果の評価
発表者 (独)国立環境研究所 山田正人
東日本の一部の地域では、一般廃棄物焼却残さが、福島第一原子力発電所事故由来の放射性セシウムに比較的高い濃度で汚染され、その取り扱いが大きな問題となっている。セシウムは水への溶解度が高い物質であるため、適正な保管や処分のためには、雨水等の浸透・接触を防ぎ、溶出を抑制する措置を施すことが必要となる。実際に最終処分場で用いられている圧縮成形コンクリート固型化を模擬し、放射性セシウムが含まれる焼却残さを用いてテストピースを作成し、溶出抑制効果を評価した。