II – 3.熱回収・灰溶融・焼成
58.高温ガス化直接溶融炉における都市ガス使用によるコークス使用量削減
発表者 JFEエンジニアリング(株) 堀内聡
当社の高温ガス化直接溶融炉は、廃棄物をガス化するとともに、コークスを使用し灰分を溶融させるため、多様な廃棄物に対応できる。この実機において、都市ガスを使用することによりコークス使用量を削減する試験を実施した。炉下部の主羽口から都市ガスを供給することにより、灰分の溶融熱源として有効に利用できることが示された。コークスは等価熱量の都市ガスで代替可能であった。通常コークスの削減率は50%以上に到達し、大幅なコークスの削減が可能であることを実証した。