II – 5.埋立処分
79.廃棄物処理システムと埋立構造の違いによる温室効果ガスの排出量予測に関する研究 ~ ベトナム・ハイフォン市の事例研究 ~
発表者 福岡大学 平田修
本研究では発展途上国、特に降水量の多いアジア諸国の大都市において、準好気性埋立地の導入が温室効果ガス(GHGs)削減に与える効果を定量的に示す事を目的とする。ベトナム国ハイフォン市を対象とし、その廃棄物処理を処理技術(コンポスト処理、埋立処理)導入の有無で分類し、異なるシナリオでのGHGs排出量の予測を行った。その手法として、対象都市の2010~2030年までの人口、廃棄物発生量、組成割合等の推計を行い、それらの値を用いて埋立地からのガス化率予測式や浸出水への溶出炭素量の既存結果からGHGs排出量の予測を行った。