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III し尿・排水・資源化処理

84.下水汚泥焼却灰の焼成肥料化技術

発表者  太平洋セメント(株)  今井敏夫

 下水の排除方式が分流式(一部合流式)であって、処理方式が標準活性汚泥法を採用する下水処理場の汚泥焼却灰に、炭酸カルシウムを添加、焼成することで肥料化物を作製し、その肥料特性を評価した。汚泥焼却灰と比較し、焼成肥料化物のりん酸く溶率、加里く溶率およびけい酸可溶率は顕著に向上したが、苦土く溶率は向上しなかった。これら肥料成分の溶出特性は生成鉱物中への分配により決定された。

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(最終更新日:2014/01/06)