II – 3.熱回収(焼却・ガス化溶融)・灰溶融・焼成等

52.医療廃棄物のエネルギー利用

発表者  (株)プランテック   平良 誠

 医療廃棄物は自燃しないものから発熱量の高いものまで多種多様であり、種類別に密閉したまま容器ごと焼却炉に投入されるため、廃棄物の発熱量変動が大きく、助燃なしに安定した燃焼を行うのは困難とされている。このような廃棄物を安定燃焼するために開発した竪型火格子式ストーカ炉は国内外に納入し安定燃焼を実現している。 50t/24h×2炉の医療廃棄物専焼炉ではボイラを設置して 4.15MPaの蒸気を回収しているが、蒸発量制御なしに蒸気量の変動は概ね ±10%以内に収まっており、隣接の産業廃棄物処理施設と合わせてエネルギー利用している。

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(最終更新日:2017/10/31)