II – 4.焼却と公害対策(環境負荷の低減)

67.亀田清掃センター基幹改良工事による性能の向上 ~無破砕流動床炉における低空気比・低 NOx運転~

発表者  荏原環境プラント(株)  今泉 隆司

 亀田清掃センターは平成 9年 3月に新潟市内に建設された 130t/d×3炉の無破砕流動床焼却施設であるが、平成 24年度より 4ヵ年で基幹改良工事を実施し、排ガス再循環導入による低空気比運転、抽気タービンへの更新による発電量の増加、高効率機器・ LED照明の導入による消費電力の削減を行った。その結果、空気比は 1.27、 NOxは脱硝設備なしの燃焼制御のみで 20~25ppmと新設ストーカ炉と同等以上の性能が得られ、また、売電量は基幹改良工事前の約2倍となった。本稿では基幹改良工事の内容とその成果について報告を行う。

戻る


(最終更新日:2017/10/31)