II – 5.埋立処分
79．都市鉱山としての最終処分場評価 (4) ～埋立層内メタル濃集ゾーン把握に対する非破壊探査手法の開発～
発表者 早稲田大学 黒川 雅裕
リサイクル関連法制定以前のわが国において、有用な希少メタルを含む家電廃棄物は、適切な中間処理が施されないまま最終処分場へ埋め立てられていた。一方、このような処分場の浸出水中にこの種のメタル類はほとんど検出されないことから、埋立層内に残存していることが示唆される。ここでは、廃棄物埋立層において強制分極法による電気探査を試み、濃集ゾーン特定に対する本方法の有効性を検討した。「資源逼迫時に最終処分場を都市鉱山として活用可能か否か」を検討しておくことは、わが国における重要な資源戦略の一つといえる。
