II – 5.埋立処分

84.埋立地法面部の遮水シートに関する強度特性の評価と変形挙動のモデル化

発表者  神奈川県  遠藤 清亮

 二期工事で遮水施設を整備している谷戸地の処分場埋立地は直壁、法面、底面の各構造部に分類される。法面部は二重遮水シートを主体として、各種保護シートも敷設した多重保護構造を採用している。特に遮水シートは廃棄物埋立による引込みや熱膨張等の影響から、不特定な応力と変形挙動の発生が想定される。そこで、著者らは既設部と新設部の接合性について各種材質や施工方法の差異を室内力学試験により検討し、さらに有限要素法の数値モデル化と現場引込試験から応力と変形挙動の関係を再現して、法面シートの力学的安定性を評価した。

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(最終更新日:2017/10/31)