II – 5.埋立処分
90.管理型最終処分場における塩化物イオンとフッ化物イオンの溶出特性比較
発表者 福井県衛生環境研究センター 田中 宏和
「塩類不溶化」と「塩類洗い出し」は、共に最終処分場の安定化における重要なメカニズムである。過去の研究で、浸出水の主要なイオン類がいくつか確認されているが、その中にフッ化物イオンは無く、微量に含有するイオン種であるといえる。しかし、微量であっても、浸出水に含まれる有害物質の溶出挙動には注意が必要であり、研究する意義は大きい。本報では浸出水のフッ化物イオン濃度に着目し、その溶出特性について塩化物イオンと比較して評価する。