Ⅵ 水銀廃棄物関係

128.一般廃棄物処理施設の水銀挙動調査(乾式反応集じん装置による水銀除去)

発表者  (株)プランテック  大山 曜

 廃棄物焼却炉排ガスの水銀排出濃度規制が予定されており、現状把握のため、水銀製品が投入された時に排出濃度への影響が大きい小型焼却炉で水銀の挙動を調査した。この施設は排ガス処理として乾式反応集じん装置を採用しており、バグフィルタ出口の水銀濃度はほぼ 0(mg/m3(N))を推移し、 5日間の運転で 50μg/m3(N)を超えたのは 1度だけであった。十分な量の消石灰、活性炭で形成された反応・吸着層は排ガスとの接触効率が高く、水銀を高効率で吸着できるものであり、乾式反応集じん装置は水銀排出抑制に効果が高いと考えられた。

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(最終更新日:2017/10/31)