Ⅵ 水銀廃棄物関係

129.水銀廃棄物固化体の埋立処分に伴う水銀の挙動に関する研究(その3)

発表者  福岡大学  川瀬 敬三

 2013年10月に「水銀に関する水俣条約」が採択され、水銀含有廃棄物の処理・処分等の法的な規制強化が進んでいる。本研究では、廃水銀の中間処理物である硫化水銀の埋立処分を想定した準好気性埋立構造及び嫌気性埋立構造の実験槽(全8槽)を作成し、水銀の環境(浸出水及びガス)への流出特性を検討した。埋立開始より1年6ヵ月経過後では、硫化水銀と埋立廃棄物を完全混合した実験槽を除いて、浸出水中の水銀濃度が排水基準又は環境基準を下回る傾向を示した。

戻る


(最終更新日:2017/10/31)