II – 3.焼却とエネルギー回収

47.将来のごみ発電量安定化に向けた小型竪型火格子式ストーカ炉のスミス調節計による燃焼制御の安定性検討

発表者  東京電機大学大学院  近藤 慎之祐

 小型炉では、ごみ発電の導入時に、ごみ発熱量の変動による発電量の変動が中型以上の炉よりも顕著に現れる。そのため、燃焼制御のゲインを上げた場合に不安定になりやすい。既に、小型竪型火格子式ストーカ炉(水噴射式)にボイラ蒸発量制御システムを設置した場合を対象に、ボイラに対応するガス冷却水量の制御性の検討などを行ったが、従来のPID制御ではゲインについて一定の限界がある。今回、さらなるゲインの上昇を狙って、むだ時間を制御ループの外側に出せるスミス調節計を用いて、改めて安定性の検討を行った。

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(最終更新日:2018/10/31)