II – 3.焼却とエネルギー回収

50.廃棄物発電ボイラの更なる高効率化に向けた腐食抑制技術と腐食センサの活用

発表者  川崎重工業(株)  田中 宏史

 廃棄物発電ボイラの更なる高効率化に向けては、ボイラ管の高温腐食対策が重要となってくる。当社では「腐食センサ」によりボイラ管の高温腐食環境をモニタリングし、「腐食抑制技術」により腐食環境を緩和する技術を有している。腐食抑制技術は微小粒子径の天然ゼオライトをボイラ内に供給し、管に付着させることで管付着灰の腐食性を抑えるものである。今回、実際のごみ処理施設において蒸気温度450℃を想定し、腐食抑制技術適用時における管材の耐食性試験と、腐食センサを用いた腐食環境の挙動を調査したので報告する。

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(最終更新日:2018/10/31)