II – 3.焼却とエネルギー回収

60.乾式灰処理システムの国内焼却施設への適用検討

発表者  川崎重工業(株)  谷口 暢子

 国内の焼却施設から排出される主灰は消火、飛散防止を目的として主に湿灰として搬出されている。しかし主灰中から有価な状態で金属類を回収し最終処分量を減量化するには、乾灰から回収するほうが有利である。国内石炭火力発電設備において多数の納入実績のある乾式鋼製ベルトコンベヤシステムは、安全に灰を冷却、排出できるだけでなく、トリップレスであるため運転員の省力化につながることも期待でき、欧州では廃棄物処理施設へ採用され始めている。この乾式灰処理システムの国内廃棄物焼却施設への適用性について検討する。

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(最終更新日:2018/10/31)