II – 4.焼却と環境保全対策

66.ガスエンジン排ガスを用いた焼却主灰無害化技術の開発

発表者  大阪ガス(株)  藤井 岳

 清掃工場から排出される焼却主灰の有効利用において,ガスエンジン排ガス中のCO2を利用して,焼却主灰中の鉛(Pb)の無害化(エージング)処理に関する技術開発に取り組んだ。2t/日規模の実験装置により,510mg/kgの鉛を含有する焼却主灰の無害化検討を行った結果,有効利用条件の溶出量基準はエージングにより,含有量基準はエージングに加え分級等の処理により,無害化を確認できた。現在,無害化を行った焼却主灰をアスファルト細骨材に用い,工場内道路において耐久試験中である。

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(最終更新日:2018/10/31)