II – 4.焼却と環境保全対策

68.ごみ層-気相燃焼の相互作用を考慮した都市ごみ焼却炉の数値解析モデルの検証

発表者  日立造船(株)  棧敷 和弥

 ストーカ炉において燃焼時に発生するNOXの低減には、ごみ中の窒素分がNOXに至る反応機構に基づく対策を要するため、詳細な燃焼場の把握が必要となる。しかし、実機では限られた測定箇所でしか温度・濃度を計測できないため、燃焼場の把握には数値解析が有効な手段となる。著者らはこれまで、火格子上で進行するごみの運動や一連の燃焼過程を表現可能な数値解析モデルを構築してきた。本稿では再循環排ガスの循環率、火格子の段差の有無等に関し、小型ストーカ炉の実験と数値解析の比較により、数値解析モデルの妥当性を検証した。

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(最終更新日:2018/10/31)