II – 4.焼却と環境保全対策

72.シャフト炉式ガス化溶融システム高温排ガス中水銀除去用粉末活性炭の開発

発表者  新日鉄住金エンジニアリング(株)  矢野 亮

 水銀の大気排出対策の目的は、環境中を循環する水銀の総量を地球規模で削減することであり、その達成のためには、利用可能な最良の技術(BAT)および環境のための最良の慣行(BEP)が必要である。当社では水銀の大気排出対策のBAT/BEPに積極的に取り組み、その成果として高温排ガス中の水銀除去用粉末活性炭を開発した。開発した粉末活性炭は、比較的高温下である200℃前後において、金属水銀除去率90%前後という高性能を得た。また活性炭の添着物保持性を、加熱温度240℃×暴露時間8時間における添着物減量で評価し、実用可能と判断した。

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(最終更新日:2018/10/31)