II – 5.埋立処分
81.キレート剤の必要添加量を把握できる薬注管理装置とその適用事例
発表者 栗田工業(株) 藤吉 直明
焼却飛灰を埋立処分する際、一般的にキレート剤による重金属不溶化処理が行われるが、確実な不溶化のために添加量が過剰に設定されることが多く、処理コストの上昇や余剰のキレート剤が浸出水のCOD負荷を上昇させることが問題となっている。この問題に対して、キレート剤の必要量を簡易に測定する装置を用いた薬注管理が行われることがあるが、筆者らは、新たな手法を用いて簡便で正確にキレート剤の必要量を測定できる薬注管理装置を開発したので、その適用事例について報告する。