II – 5.埋立処分
85.最終処分場廃止に伴う有害ガス発生及び周辺環境汚染リスクの評価に関する検討 ~ 埋立廃棄物の有機物量及び埋立層の酸素濃度がメタン発生に与える影響 ~
発表者 福岡大学 片岡 靖博
廃止基準を満足した準好気性埋立構造の埋立地では維持管理の終了に伴い埋立地内部が嫌気化する可能性がある。この場合廃止後において廃棄物の嫌気分解によるメタンガスの発生が懸念される。そこで本研究では、浸出水集排水管が水没した場合を想定した廃棄物の埋立実験を行い、ガス質と浸出水質を調査すると共に、埋立廃棄物の有機物量及び埋立層の酸素濃度を変化試験を行い、メタン発生リスク条件について検させ、BMP討した。その結果、有機物含有量1.6%以上では、pH低下によりメタン発生が抑制されること等が明らかとなったので報告する。