II – 5.埋立処分
98.埋立廃棄物を対象としたイオン交換容量測定方法
発表者 福井県産業労働部 田中 宏和
最終処分場安定化における塩類洗い出し過程において、陽イオンと陰イオンとの間で溶出速度に差異が生ずることが示唆されている。この原因を解明するためには、イオン交換容量のデータ収集と解析が有用であるが、埋立廃棄物試料を対象とした標準的な測定方法は確立されていない。そこで、本報ではイオン種としてNa+とNO3-を用いた動的な方法について、繰り返し精度や交換性陽イオン濃度を評価し、土壌の陽イオン交換容量を定量する標準的な方法であるショーレンベルジャー法との比較検討を行った。