II – 6.AI,IoTの活用

110.ごみ性状を把握するAIの活用によるごみ焼却施設の運転業務の省力化

発表者  荏原環境プラント(株)  町田 隼也

 ごみ焼却施設では、ピット内のごみ性状を均一化する撹拌等のクレーン操作が燃焼安定化において重要な役割を担っている。そのため、運転員が視覚的にごみ性状を認識して、自動または手動操作をしているのが実態である。当社ではこの「運転員の目」を代替することが運転業務省力化にあたっての重要課題と考えた。そこで、深層学習を用いたごみ性状を把握するAIを開発し、運転員のノウハウを形式知化した。本稿では、本AIをクレーン自動運転と組み合わせたシステムの実証試験結果について、実用性や省力化への寄与の観点から報告する。

戻る


(最終更新日:2018/10/31)